近未来について知りたいよ
ソフトバンクグループ創業者 孫正義さんに注目しましょう
ビジョンを明確に描く力
孫正義さんとは
孫正義さんとは、日本を代表する企業「ソフトバンクグループ」を一代で築き上げた社長です。起業家としての顔だけでなく「投資家」としての顔もお持ちです。
過去には「Yahoo!」や「Alibaba」への投資で大きな成功を収めており、現在もビジョンファンドによる「群戦略」を掲げて、世界中への積極的な投資を続けています。
ビジョンファンドって何?
AIを有効活用する新興企業に投資をする組織です
群戦略は?
「ソフトバンクグループからの投資を受けた企業群」を母体とする戦略です
その本質は?
緩やかな企業連合です
子会社にはしないの?
子会社にしようとすると、投資を受け入れてもらえません
ソフトバンクグループの理想は子会社化じゃないの?
群からの「卒業」などが出来なくなるため、子会社にするメリットはあまりありません
群戦略は投資をする側、される側の双方にとってメリットなんだね
良い「落とし所」を見つけたと思います
孫正義さんの特性
孫正義さんの卓越性を支える特性について考え続けた結果、孫正義さんは「ビジョンを明確に描く力」の持ち主だ、という結論に至りました。
「社会の変化がこのまま進んだら、どのような世の中になるだろうか?」という着眼点を、とても大事にしているように見受けられます。
どういう着眼点?
現代で言えば「自動化」や「デジタル化」がトレンドです
「自動化やデジタル化の行き着く先に、何が待っているか?」という着眼点か
「世の中を早送りする」とも表現できますね
孫正義さんの見据える革命
孫正義さんは「情報革命で人々を幸せに」を志にしているね
情報革命は、大きく「インターネット革命」と「AI革命」に分かれます
まず、インターネット革命について整理すると下記のようになります。
コンピュータによって「現実空間と行き来可能な仮想空間」が、コンピュータとインターネット上に出来上がります。その構図をまとめると、下図のようになります。
また、仮想空間においては「文字」「音声」「画像」が転写され、共有されます。
インターネット革命は「仮想世界を覗き見る」ことを可能にした革命だね
文字・音声・画像において、それを実現しました
次に、AI革命について整理すると下記のようになります。
人間・機械・コンピュータの関係性から生じるデータの「取得」「解析」技術によって、AIが育まれ、そのAIが提言を行います。その構図を整理すると、下図のようになります。
ビッグデータの時代と言われているね
Data is new oilとも表現されます
また、天候や人々の移動量といった「現実空間の状況」を解析することで、需要予測を行い、様々なサービスの「価格調整」を行うことが可能になります。
AI革命は「仮想世界に導かれる」世界観を実現しそうだね
AIの言う通りに行動するのがベスト、という世界になりそうです
これらの革命を実現していくため、孫正義さん率いるソフトバンクグループは、様々な企業への投資や買収を世界規模で展開しています。
孫正義さんの懸念
大義として「情報革命で人々を幸せに」を掲げる、孫正義さん。SoftBank World 2019にて、日本企業の「AI革命に向けた状況」に対して懸念を示しています。
その懸念の背景には、AI革命の一人勝ちという特徴があります。
より利用されるサービスは、より洗練されたAIを獲得し、さらに利用されるサービスになります。そのため、必然的に「トップ企業がより独走する」状況になります。
世界の最前線で戦う孫正義さんの警告には、耳を傾ける必要があるかもしれません。
このままでは、日本はAI後進国になってしまうということ?
残念ながら、その可能性は十分にあります
インターネット業界とAI業界には20年の時差がある、と言われているんだよね
こちらのページで紹介した、東大教授 松尾豊さんの見解ですね
2020年前後がAI革命の勝負所になるんだね
最後に
あなたの職務は、AIによる自動化を免れそうですか?
あなたの働いている会社は、AIを有効活用していますか?
あなたの働いている会社は、インターネットやAIといった社会のトレンドに乗っていますか?
その答えが「NO」だった場合には、転職を考えることも1つの選択肢かもしれません。
時代は大転職時代へ
現代は、多様かつ高速の変化が生じる世界です。「終身雇用」「右肩上がり」の概念は崩れ、自分の身を守ってくれる存在は自分自身しかいません。
転職にはリスクを伴いますが、転職活動にはリスクがありません。御自身の「転職市場での価値」を知っておくことは、今後の社会を生き抜く第1歩となります。
これを機に、ぜひ転職エージェントに登録してみてください。