未来を予想するにあたって、中国の動向が気になるよ
そんな悩みには2019年発刊『日経BP社 世界を戦慄させるチャイノベーション』を勧めます
中国の製造業強化ロードマップ「中国製造2025」に基づいて、中国の最新技術力に迫る書籍
中国製造2025
「中国製造2025」って何?
中国政府が掲げる製造業強化ロードマップです
中国は、モノづくりの基盤となる技術として下記の10領域を挙げています。
- 次世代情報技術
- ハイエンドNC工作機械およびロボット
- 航空宇宙関連設備
- 海洋プロジェクト用設備およびハイテク船舶
- 先進的軌道交通整備
- 省エネ・新エネルギー自動車
- 電力設備
- 新素材
- バイオ医薬および高性能医療機器
- 農業機械設備
2.にあるNC工作機械って?
数値制御機能が備わった工作機械で、工場作業員の仕事の自動化に寄与します
宇宙から医療まで、すごく幅が広いね
製造先進国になる、という中国政府の強い意志がみえます
中国製造2025は製造の下請けを脱し『多様な領域でリーダーシップを握ることで、中国発のイノベーション「チャイノベーション」を世界に発信しようと言う動き』です。
かつて「世界の工場」と言われた中国は、今や「世界のモノづくり先進国」へ向けて邁進しています。
一帯一路との関係性
また、中国が掲げる国家プロジェクト「一帯一路」には、単なる「物流網の整備」という枠組みを超えた側面があります。
どういうこと?
デジタル一帯一路と言う側面です
デジタル一帯一路とはIoTや5Gといったデジタル技術で各地域を繋ぐ動きです。主に、下記の3点に力が注がれています。
- 通信インフラの整備:5G設備など
- 電子商取引(EC)プラットフォームの構築
- スマートシティ:デジタル技術で、交通などの都市機能を管理
実体のあるものの動きだけでなくデジタルなモノの動きも押さえよう、という動きだね
モノが動く時は、お金が動く時ということが出来ます
デジタル物流網、おさえたら勝ちじゃないか
だから、中国は本気です
中国の具体的動向
労働負担が大きい農業の自動化には「XAG」という企業が台頭しています。
また「先端技術の塊」と表現できそうな医療機器であるCTやMRIにおいても「United Imaging Healthcare」という企業が台頭しています。
最後に、近未来に「支払い」など多様な場面で必要とされるであろう顔認証技術では「SenseTime」という企業の台頭が著しいです。日本のソフトバンク株式会社傘下の企業「Japan Computer Vision社」の技術にも寄与しています。
これは、中国企業サービスのお世話になる日も近そうだ
求められる仕事
中国によるデジタル化が進むであろう近未来において、私たち日本人はどのような仕事をしていく必要があるでしょうか。
私は、大きく下記の3種類の職種を考えています。
- 決断を下す経営者
- 社会の高生産性化を実現する技術者
- 「人間でないと困る職務」の保育士や看護師、人事など
その時、その場でしか出来ない仕事は、ひとつのキーワードになりそうだね
その通りで、これからは世界規模の厳しい戦いの世の中になりそうです
あなたの仕事は、これからの世界でも必要とされる職務ですか?
その答えが「NO」だった場合には、転職を考えることも1つの選択肢かもしれません。
時代は大転職時代へ
現代は、多様かつ高速の変化が生じる世界です。「終身雇用」「右肩上がり」の概念は崩れ、自分の身を守ってくれる存在は自分自身しかいません。
転職にはリスクを伴いますが、転職活動にはリスクがありません。御自身の「転職市場での価値」を知っておくことは、今後の社会を生き抜く第1歩となります。
これを機に、ぜひ転職エージェントに登録してみてください。