次のビジネスのトレンドが知りたいよ
スーパーアプリをはじめとした「ゲートウェイ型ビジネス」に注目しましょう
ゲートウェイ型ビジネスとは
ゲートウェイ型ビジネスとは、下図のような性質を持つビジネスです。
その本質は、多様なサービスを一元管理できることです。1箇所だけ見れば良くなるので、管理が非常に楽になります。
逆に言えば、1箇所だけが勝つビジネスとも言えます
現代は「多様な情報が行き交う世界」です。
そういった環境下で「何箇所ものチェックポイントを確認しながら生活すること」は、現実的ではありません。
「多忙だから1箇所だけ見ればOKという状態にしたい」というジョブの解決だね
こちらのページで紹介した書籍『ジョブ理論』の考え方ですね
1番ホットな事例は?
生活に必要な機能を詰め込んだスーパーアプリです
日本だとPayPayがリードしているのかな
東南アジアのGrabなどが最先端ですね
スマートフォンも1つのゲートウェイ製品と言えるね
各種アプリへの接点が一元化された製品ですね
他にはどんなものがあるの?
「電子商取引(EC)の管理」を一元化できるShopifyが有名です
様々な出店先を、一元的に管理できるんだね
非常に便利です
ビジネスモデル
ゲートウェイ型ビジネスは、どのようにお金を稼ぐモデルなのでしょうか?下記にまとめました。
- 初期投資として回収:スマホの代金など
- 手数料:売上連動方式(アプリ、ECサイトなど)
- 無料:データや注目を収集するポイントとして機能させる
1つ目の「初期投資として回収」が1番単純なモデルだね
スマホを買うときのように、最初に資金回収します
2つ目の手数料は?
ゲートウェイ内で動いた金額のうち、数%を回収します
例えば、ゲートウェイ内で100万円の商品が売れたら、その数%を回収するってこと?
その場合、手数料が2%なら2万円を回収できます
3つ目の無料ってどういうこと?
Googleの検索エンジンは無料ですが、各ホームページへのゲートウェイと表現できます
Googleはユーザーから何を集めているの?
データと注目です
データは何に使うの?
製品改善や、新規製品開発のアイデアにします
注目は何に使うの?
広告の販売です
このように、ゲートウェイ型ビジネスは「多様なサービス群をまとめ上げるサービス」と表現することが出来ます。
多様なサービス群が1箇所に集約されていくので、自ずと勝者独占の構図が成立します。多く見積もっても3〜4社への集約が限度だと思われます。
スマホはandroidとiPhoneの2強だね
便利な日用品へのゲートウェイである「コンビニ」は3社ですね
最後に
あなたの働いている企業は、ゲートウェイを形成していますか?
あなたの働いている企業は、ゲートウェイ型ビジネスの隆盛から利益を得られる立場にありますか?
答えが「NO」だった場合、転職を考えることも1つの選択肢かもしれません。
時代は大転職時代へ
現代は、多様かつ高速の変化が生じる世界です。「終身雇用」「右肩上がり」の概念は崩れ、自分の身を守ってくれる存在は自分自身しかいません。
転職にはリスクを伴いますが、転職活動にはリスクがありません。御自身の「転職市場での価値」を知っておくことは、今後の社会を生き抜く第1歩となります。
これを機に、ぜひ転職エージェントに登録してみてください。