「高くても売れる商品」を作りたいんだ
そういった課題感には2004年発刊『ダイヤモンド社 なぜ高くても勝ってしまうのか』を勧めます
高くてもつい買ってしまう「ニューラグジュアリー商品の台頭」と、それらが満たしている「人間の本質的欲求」について書かれた書籍
ニューラグジュアリー商品とは
ニューラグジュアリー商品って?
少しの背伸びで買える贅沢品です
現代人は、太古の人々に比べて遥かに「自由」「裕福」となりました。しかし、生活が豊かになった一方で、多大なストレスにさらされる生活を送っています。
そんな時代背景に後押しされて登場した概念が、下記にまとめるニューラグジュアリー商品です。
- 手の届く高級品:カテゴリー自体が比較的低価格帯
- 従来型ラグジュアリー・ブランドの拡張:高級車のお手頃商品など
- マステージ商品:大衆向けと高級向けの中間
手の届く高級品って、例えば?
ボディソープなどです
ブランドで言えば「SABON」などだね
ニューラグジュアリー商品とは「それなりに幸せだが、少し物足りない感情を抱く人々」のために設計された商品群です。
買う理由を提示できない企業を待つのは、尻すぼみの未来かもしれません
満たされる感情スペース
ニューラグジュアリー商品が満たすとされる感情には、下記の4種類があります。
- 自分を大切にする:収入を、自分のために使いたい
- 他者とのつながり:他者との関係性を作り、維持し、深める
- 探求:「自分がどんな人間か」を他者に示せる体験がしたい
- 独自のスタイル:自分らしさ
贅沢は、ある種の自己表現と言えそうだね
その通りで、ついMac利用者にはオシャレな印象を抱いてしまいます
最近だとバルミューダだね
ニューラグジュアリー商品の企業として大成功していますね
ニューラグジュアリー商品として適切な価格転嫁が出来ている製品群は、その企業に適切な利益をもたらします。
適切な利益がもたらされた企業には余裕が生まれ「社員に、より適切な環境を用意できる」ようになります。
良いものに、相応の対価を支払おうということだね
無理は禁物ですが、自身への御褒美も必要です
「中途半端な価格の中途半端なもの」よりも高くたって納得のいくものだね
「いま働いている企業がニューラグジュアリーを提供できているか」について、立ち止まって考えてみることはとても重要です。
適切な価格転嫁が可能で、企業に十分な利益をもたらす、適切な製品を提供・販売しているか?
その答えが「NO」だった場合や、新規事業の提案が難しい社風の企業で働いている場合は、転職を考えることも1つの生き方かもしれません。
時代は大転職時代へ
現代は、多様かつ高速の変化が生じる世界です。「終身雇用」「右肩上がり」の概念は崩れ、自分の身を守ってくれる存在は自分自身しかいません。
転職にはリスクを伴いますが、転職活動にはリスクがありません。御自身の「転職市場での価値」を知っておくことは、今後の社会を生き抜く第1歩となります。
これを機に、ぜひ転職エージェントに登録してみてください。