「個人の時代」と言われるけど、その本質が分からないんだ
端的に言えば『個人という「金脈」を掘り起こす時代』と言えます
個人の時代が台頭した背景
スマホのおかげで、個人が気軽にネット接続できる時代になったね
スマホこそが「個人の時代」が台頭した背景です
スマホは、企業の経済活動に下記の影響をもたらしました。
- 電子機器の集約
- 無駄な製品の排除
- 個人への直接アクセス
電子機器の集約とは、スマホに「電話」「音楽鑑賞」「映像鑑賞」「インターネット接続」などの機能が集約されたことを指します。
この集約により「固定電話」「携帯音楽プレーヤー」「DVDプレーヤー」などが、無駄な製品として排除されました。
最後に、スマホは「LINE友だち登録」など個人への直接アクセスを可能にしました。個人は「購買力を持つ最小単位」です。
スマホへの電子機器の集約は、企業経営に下記の影響をもたらしました
- 企業経営の停滞:無駄となった製品の売上不振
- 新たなビジネスチャンス:個人への直接アクセス
スマホは21世紀でも有数の発明だね
現状ではトップランクでしょう
個人の特性:「人体」という資産
購買力を持つ最小単位である個人が、個人資産として必ず持つ「人体」。その資産を分類すると、下記のようになります。
- 感情:人間の行動を支配するもの
- 技能
- 体験
- 外見
「感情」は、喜怒哀楽に代表される、人間の行動を支配するものです。人間の理性的な判断は「大脳新皮質」で行われていますが、感情はより原始的な「大脳辺縁系」で行われています。
そういえば窓口さんは、国立医学科の出身だったね
私立経営工学科と国立医学科の出身です
「技能」「体験」「外見」は自他の感情に働きかけることで、自身の「自己評価によるアイデンティティ」や「他者評価によるブランド」の形成に寄与します。いわゆる自己演出です。
外見にまつわるオシャレも、自己演出と言えるね
デートの服装など、重視されますね
デートでは会話も「こんな体験したよ」という話題が中心な気がするよ
体験の共有は「自分は何者か」を示す良い方法です
アイデンティティやブランドの形成は、SNSの台頭によって近年より重視されるようになった「より魅力的だと思われたい、活躍したい」という願望を叶えます。
「こうありたい自分」を演出できるんだね
「人体」ビジネスの隆盛
スマホへの集約化は「モノの無駄をきっかけとした経済活動」を停滞させた一方で、個人の感情を軸とした「人体をきっかけにした経済活動」を開拓しました。
企業が4つの側面を持つ「人体」を商材に選んだということ?
その通りです
自分で自分の身を守らないと、企業活動の影響を大きく受けてしまうね
特にSNSやインターネットとの付き合い方には注意が必要ですね
自身の「感情」「技能」「体験」「外見」に対する考え方を、自己管理しないといけない時代になったんだね
見据えるべきこと
こういった「スマホの台頭」に端を発する個人の時代に仕事をする上で、何を重視するべきでしょうか。
あなたの働いている会社は個人の感情に訴える製品やサービスを制作していますか?
あなたの働いている会社は個人の感情に訴えるマーケティング施策を実行できていますか?
どちらの答えも「NO」だった場合には、転職を考えてみることも1つの選択肢かもしれません。
時代は大転職時代へ
現代は、多様かつ高速の変化が生じる世界です。「終身雇用」「右肩上がり」の概念は崩れ、自分の身を守ってくれる存在は自分自身しかいません。
転職にはリスクを伴いますが、転職活動にはリスクがありません。御自身の「転職市場での価値」を知っておくことは、今後の社会を生き抜く第1歩となります。
これを機に、ぜひ転職エージェントに登録してみてください。