現代は「激動の時代」と言われるけど、そんな世界における人間の役割が気になるよ
そういった心配には2006年発刊の『三笠書房 ハイコンセプト』を勧めます
価値の源泉が『農業 ➡︎工業 ➡︎情報 ➡︎コンセプト』と移ろう中で「創造」や「共感」といった資質が人間に求められる、ということについて書かれた書籍
現代は「豊かな時代」
現代は、非常に豊かな時代です。多くの人は、餓死を心配する必要なく、多くのモノに囲まれつつ清潔な生活をすることが出来ています。
そんな時代に、人間はどんな価値が求めるの?
フェアトレードや脱炭素といった「コンセプト」を求める、と言われています
重要な資質
コンセプトが意義を持つ時代において、人間には大きく2種類の資質が求められると言われています。
- ハイコンセプト:新しい構想や概念を創造する能力
- ハイタッチ:共感し、他の人々が喜びを見つける手助けをする能力
ハイコンセプトは「斬新な起業家」のイメージだね
ハイタッチは「看護師」「保育士」を考えるとイメージしやすいです
御自身のキャリアにおいてどちらの道を選ぶかについて、深い自己分析を通じて考える必要がありそうです。
求められるセンス
物質的に満たされ「斬新な構想といったコンセプトが重視される社会」において要求されるセンスとして、具体的に下記の6種類が挙げられています。
- デザイン:価格と品質をクリアしたら、デザインによって差別化
- 物語:感情的インパクトにより記憶や理解がしやすく、意義を伝えやすい
- 調和:物事の全体像を見極める能力
- 共感:相手の状況に、自分を置き換えて考える能力
- 遊び心:喜びには、人間を生産的にする能力がある
- 生き甲斐:従業員が「働く意義」を求める時代になる
どれも人間に関わるセンスだね
一部の人気YouTuberは「遊び心の権化」と言えるかもしれません
問うべき自問
こういった人間にまつわる事柄が重視される社会において、御自身の仕事について問うべき自問は、下記の3点です。
- この仕事は、他の国ならもっと安くやれるだろうか?
- この仕事は、コンピュータならもっと早くやれるだろうか?
- 自分が提供している価値は、豊かな時代の欲望を満足させられるだろうか?
こういった疑問を、真正面から考えることが必要な時代です。
現実に、コンピュータやロボットによる自動化は、水面下で確実に進行しています。
時代は大転職時代へ
現代は、多様かつ高速の変化が生じる世界です。「終身雇用」「右肩上がり」の概念は崩れ、自分の身を守ってくれる存在は自分自身しかいません。
転職にはリスクを伴いますが、転職活動にはリスクがありません。御自身の「転職市場での価値」を知っておくことは、今後の社会を生き抜く第1歩となります。
これを機に、ぜひ転職エージェントに登録してみてください。