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【医療という総合生活産業】北原茂実さん【医療の将来を見据える医師】

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博士くん

医療ビジネスの未来が知りたいよ

窓口さん

医療法人社団KNI理事長 北原茂実さんに注目しましょう

北原茂実さんの本質

医療を「総合生活産業」として再定義する力

博士くん

医療行為を「ビジネス」と表現していいの?

窓口さん

そこにこそ、北原茂実さんの凄みがあります

当ページを執筆している私は、幸運にも、北原茂実さんの講演を複数回にわたって拝聴する機会に恵まれました。

当ページは書籍からの情報だけでなく、講演や質疑応答の内容も加味した内容となっています。

北原茂実さんとは

北原茂実さんとは、書籍『講談社 病院がトヨタを超える日』『ダイヤモンド社 あなたの仕事は誰を幸せにするか』等の著者として有名な医師で、医療法人社団KNIの理事長を務める経営者です。

御自身の専門は脳神経外科ですが、医療法人社団KNIは内科や精神科といった診療科も運営されています。

窓口さん

医療法人社団KNIは「北原国際病院」を中心に6つのグループ施設を持っています

博士くん

そんな医療グループを束ねる理事長なんだね

窓口さん

NECなどと協働している「医療みらい創生機構」の代表も務めています

博士くん

優秀な人は本当に色々なことをしているね

窓口さん

さらに、海外にも病院を展開しています

博士くん

本当は1人の人間じゃないんじゃないの?

北原茂実さんの特性

北原茂実さんの卓越性を支える特性について考え続けた結果、北原茂実さんは「再定義する力」の持ち主だという結論に至りました。

「別の視点から考えたら?」という着眼点を、とても大事にしているように見受けられます。

博士くん

どんな情報源に対しても、自分なりに吟味している感じだね

窓口さん

御自身の確固たる価値観で、物事を判断しているようです

特に印象的なのは「医療」を「ビジネス」と再定義している点です。

この再定義により、増大が懸念されている「医療費の規模」をポジティブな「市場規模」と捉えることが可能になります。

博士くん

「医療費の増大」と表現すると社会問題っぽい響きになるね

窓口さん

一方で「市場の拡大」と表現すると、機会に恵まれた響きになります

博士くん

これも「フレーミング」の1つだね

窓口さん

こちらのページで紹介した書籍『アテンション』の内容ですね

また、病院を「地域コミュニティの拠点」として再定義している点も印象的です。

博士くん

社会的なつながりが重視される世の中にあって、興味深い発想だね

窓口さん

「どんな病院か知っている」ということが、医療信頼の第1歩と考えているようです

北原茂実さんが解決を狙う問題

北原茂実さんにまつわる情報を収集する限り、北原茂実さんが解決を狙う問題は「医療の価格決定権を病院経営者に渡すこと」です。

博士くん

現状、医療の価格は国が決めているんだよね

窓口さん

全国の病院で、決められた処置に決められた値段が割り振られています

博士くん

どうして病院経営者に価格決定権を渡してほしいの?

窓口さん

価格決定こそが、ビジネスのスタート地点だからです

博士くん

何を、いくらで売るか決めるってことか

もちろん、命の重さは万人に平等のものです。金銭の多寡が、助かる命と助からない命を振り分けてはいけません。

博士くん

どう解決するの?

窓口さん

資産額に応じた医療費の上限設計など、出来る工夫はたくさんあります

博士くん

お金持ちには、払ってもらいましょうっていうルールだね

窓口さん

収入に応じた支払額の変化は、現行ルールでも存在します

北原茂実さんの著書

2011年『講談社 病院がトヨタを超える日』

2011年『講談社 病院が東北を救う日』

2014年『ダイヤモンド社 あなたの仕事は誰を幸せにするか』

とても読みやすく、身近なようで遠い「医療」というテーマについて考える、良いきっかけになる書籍です。

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