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少数精鋭の時代【クラウド化する世界】

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博士くん

現在の経済トレンドが知りたいよ

窓口さん

そういった気持ちには2008年発刊『翔泳社 クラウド化する世界』を勧めます

どのような書籍か

動力源の発展に焦点を当て、次なる動力源は「中央から供給されるコンピューティング」であると提唱する書籍

動力源の歴史

動力源の歴史は、ざっくりまとめると下記の変遷を辿ってきました。

  1. 筋力
  2. 水車
  3. 蒸気機関
  4. 工場ごとの発電機による電力
  5. 発電所からの電力
  6. コンピューティング
博士くん

最初は筋力だったんだね

窓口さん

やがて電力のような抽象的なものになりました

博士くん

電力は供給源が「工場ごと」と「発電所」の2段階があるんだね

窓口さん

「減衰なく遠方まで届けることを可能にした技術」のおかげです

博士くん

発電所に供給源が一元化されたってことだね

電力と似て、コンピューティングの歴史には、大きく2つの流れがあります。

  1. 企業ごとのコンピューティング
  2. 中央から供給されるコンピューティング

1.の段階では、各企業ごとにデータセンターを構え、そのデータセンターを管理する労働者を雇っていました。

2.の段階になると、中央の大規模データセンターが台頭し、コンピューティング能力を広く供給するようになりました。

窓口さん

2.クラウドコンピューティングと言います

博士くん

AmazonのAWSや、MicrosoftのAzureが有名だね

窓口さん

NETFLIXをはじめとした様々な企業が利用しています

博士くん

データ管理に慎重そうな三菱UFJ銀行も、近年AWSへ移行し始めたね

「企業ごとのデータセンターを管理していた従業員」は、今や必要ない時代になりつつあります。

現代は、社会トレンドを理解しておかないと、自分の職務が無くなるリスクがある時代です。

電力とコンピューティングの比較

電力とコンピューティングの共通点として「繋ぐだけで使える」「減衰なく遠方まで供給可能」といった事柄が挙げられます。

この共通点の結果、最終的に「供給の集中化」が生じ、巨大プラントが誕生します。

近年の動力源となっている電力とコンピューティングを比較すると、下記のような表(ビジネスマンの窓口 All Rights Reserved.)が出来上がります。

電力コンピューティング
象徴する世紀2021
対象物体情報
提供物駆動力処理能力
輸送網交流送電網光ファイバー
中央の供給元発電所データセンター
富の源泉企業個人
窓口さん

AWSといったコンピューティングの中央の供給元は、21世紀になって台頭してきました

博士くん

光ファイバーは、21世紀になってから整備されたもんね

窓口さん

20世紀は大量生産を実現可能な企業の時代でした

博士くん

21世紀の富の源泉は個人なんだね

窓口さん

より正確には、優秀な個人からなる少数精鋭のチームです

博士くん

一般的な個人は、どうやって稼いだらいいのだろう

窓口さん

次世代の壮大な社会課題です

博士くん

大多数の人間は、ただサービスを消費するだけの人間になるかもしれないね

窓口さん

こちらのページで紹介した書籍『ホモ・デウス』の世界観ですね

電力によって多様な家電製品が使用可能になりました。

それと同様に、コンピューティングによって多様なサービスが利用可能になりました。

「買い物代行アプリ」のgoPuffは、コンピューティングによって利用可能になったサービスの代表例です。

博士くん

需要と供給をマッチングするAIサービスだね

窓口さん

マッチングを計算するために膨大なコンピューティングを行なっています

博士くん

それを身近なスマホで実現するなんてすごいね

窓口さん

必要なコンピューティング処理は、中央のデータセンターで、クラウドコンピューティングが行なっています

博士くん

スマホは、もはや単なるスクリーンでしかないのか

窓口さん

「誰もがAWSなどのスーパーコンピュータを使ってサービスを開発できる素晴らしい時代」とも表現できます

博士くん

自分なりの価値を生み出すことが求めれる時代だね

窓口さん

当ブログは、そのために役立つ記事を書こう、という気持ちで運営されています

最後に

あなたが働いている企業は、クラウド化の波に乗れていますか?

あなたが働いている企業は、自分なりの価値を生み出すことが歓迎されていますか?

その答えが「NO」だった場合には、転職を考えることも1つの選択肢かもしれません。

時代は大転職時代へ

現代は、多様かつ高速の変化が生じる世界です。「終身雇用」「右肩上がり」の概念は崩れ、自分の身を守ってくれる存在は自分自身しかいません。

転職にはリスクを伴いますが、転職活動にはリスクがありません。御自身の「転職市場での価値」を知っておくことは、今後の社会を生き抜く第1歩となります。

これを機に、ぜひ転職エージェントに登録してみてください。

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ビジネスマンの窓口
多忙なビジネスマンにとっての【多様な情報の一元管理】を目指します

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